2009年9月10日木曜日

キングコング西野

今のお笑いブームは、第何世代に当たるのだろうか?俺が「芸人」として認められるのは、ナインティナインまでである。そこから下の世代は、何か別の言葉で言い表されるべきだ、と思う(今のブームは「エンタ以後」だな)。

ナインティナインのすぐ下の世代で、エンタ「以前」の、代表的なのが、キングコング

正直、ナイナイの縮小再生産みたいで、好きではなかった。少なくとも、面白いとは思わなかった。特に、ツッコミの西野の顔が、生理的に受け付けない(失礼)。

そんな評価が変わったきっかけが、最近彼が出版した、絵本だった。何でも、10年ぐらい前から、出版のアテもないのに、コツコツ書いていたらしい。

見上げた根性だ。

そして、それを水道橋博士が、ブログで言及していたのを見た。絵本だけではなく、彼の芸人としての姿勢を褒めていたものだった。

ブログを見てみて、仰天。記事の内容の濃さと彼の真面目さ(何年間も毎日!更新している)に、評価を変えざるを得なかった。

特に注目すべきは、彼のライブへのこだわりだろう。「西野亮廣独演会」と銘打って、一人しゃべりの舞台で全国を回っている。素晴らしい。

また、彼がネタを書いているのも初めて知る。普通、ボケの方がネタを書くもんだが。

ブログでたびたび「彼女が欲しい」と発言しているが、これだけものを作ることに熱中していたら、彼女なんてできるわけがないだろう。しかし、それでも幸せだとかれは言っている。まぎれもなく、「芸人」としての覚悟が据わっているのだ。

この先、キングコングがどうなっていくのか、ひいては、このお笑いブームがどうなっていくのか、少しの冷静さと大きな愛をもって、見守っていこう。


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